オープニングスタッフ最前線!新棟立ち上げにかける想いと舞台裏~フロント編【前編】
オープニングスタッフが、新棟立ち上げにかける想いをお伝えするシーリーズ。
今回は、「フロント編」です。開業の舞台裏で、フロントスタッフはどんな活躍をするのか…その奮闘ぶりを紹介します。
新棟立ち上げの準備が始まる
新棟の立ち上げ準備が始まるのは、オープンの約1か月前あたりから。最初に現地入りするのは、支配人とフロントスタッフのたった2人なんです。
いったい、2人で何をやるのでしょうか?オープニングスタッフのHさんに聞きました。
「業者さんとの詳細な詰めを行います。納品のときは、車をどこに止めてとか、どこから入るのかとか、動線の確認ですね。備品の発注も行いますよ」
話しを聞いて驚いたのは、館内のチェック。「客室の水道を勢いよく全部流します」。
え~、まさか全室ですか?「そう、全室です。こうしないと、サビが入って赤茶けた水が出てしまうんです」。
その他、傷や汚れのチェック、施錠の確認、電化製品の通電確認、大浴場や機械室の点検などなど…オープンならではの苦労がいっぱい!
でも、Hさんにそんな雰囲気は少しもありません。「苦労より、新しいホテルを作っているという充実感の方が大きい」、そう笑って話します。
そして、1週間もすると、他店舗からのヘルプスタッフや新たなオープニングスタッフが少しずつ加わり、新棟の立ち上げチームができあがっていきます。
「何もなかった場所に、少しずつ“ホテルらしさ”が生まれていくのが面白い」 「備品の配置ひとつにも意味があります!」。スタッフからは、新棟立ち上げに携われる喜びの声が聞こえてきます。
ゼロからチームを作る醍醐味
新棟の立ち上げは、色んな経歴を持つオープニングスタッフが集まり、全員が同じスタートラインに立ちます。そう…ゼロからチームを作る醍醐味を味わえるんです。
「最初は緊張しました。でも、みんな『ここから一緒に始める』という気持ちがあって、自然と距離が縮まりました」。
そう話すのは、フロントのオープニングスタッフとして入社したSさんです。開業準備はもちろん、研修の合間に交わすちょっとした雑談や、備品の搬入作業をこなす中で、少しずつ“チームの輪”が広がります。
ドーミーインには、立場や入社年数に関係なく、「お客様にとって心地よいホテルとは何か」を全員で考える文化があります。
開業準備の段階から、スタッフ同士が意見を出し合い、お客様第一に向けた工夫を一緒に考えていきます。
この案内文、もう少し分かりやすい言葉に変えてみませんか?」とか、「この場所に観光マップを置いたら、お客様にとって便利では…」など、色んな意見が積極的に飛び交うのも、ドーミーインならではだし、ゼロからチームを作る醍醐味でしょう!
マニュアルは、大切です。でも、それだけではない“自分らしさ”を活かす文化がドーミーインには、しっかり根づいています。
ホテルを支えるのは“人”、その人を作る研修制度
開業準備が進む中で、フロントスタッフたちは研修に臨みます。
チェックイン・チェックアウトの流れ、館内の案内、観光情報の伝え方など、覚えることは山ほどあります。
でも、ただ業務を覚えるだけではありません。ドーミーインが研修で大切にしているのは、「お客様にとって心地よいホテルとは何か」を自分で考える「想像力」です。
ロールプレイングでは、スタッフがお客様役とスタッフ役に分かれて、接客を練習。
「その言い方、ちょっと堅すぎたかも…」「観光案内のとき、地図を手にして話すと伝わりやすいのでは…」など、想像力を働かせお互いを高め合います。
また、「もう1泊したい!」「2泊したけど、1泊を現金で、もう1泊をカード払いにしたい」といった無理難題を投げかけ、様々な気づきを促しています。
研修中は、支配人や先輩がそっと声をかけたり、ロールプレイングを見守ったりする場面も…。
「失敗しても大丈夫。お客様のことを思い、想像力を働かせて動けば、立派なドミニスタになれるよ」。
温かい言葉に励まされながら、オープニングスタッフたちは少しずつ自信をつけていきます。
「お客様第一は大切、でも、それは自分第一が実践できてから」。
これは、スタッフを思うドーミーインのこだわりです。研修の現場にも、ドーミーインらしい“おもてなしの意識”が息づいています。
オープニングスタッフ最前線!新棟立ち上げにかける想いと舞台裏「フロント編」は後編へ。後編もお楽しみに!