ドーミーインの取り組み「施設管理研修」って?前編
みなさんは「施設管理」という言葉をご存じですか?
今ではドーミーイン内に部署もあり、日常的に使われていますが、ドーミーインで最初にこの言葉が使われはじめたのは2018年ぐらいだといいます。
今回のドーミーインこぼれ話では、ドーミーインにおける施設管理の成り立ちとその重要性、2018年に導入された「施設管理研修」についてご紹介します。
施設管理ってどんな仕事?
施設管理とは、客室の清掃にはじまり、清掃スタッフのシフト管理、アメニティなど消耗品の発注など、客室に関する業務全般のことをいいます。清掃業務だけでなく、人・モノ・コストの管理を行う幅白い業務です。
2018年の時点で、一部のドーミーインでは館内の清掃をアウトソーシングに頼っていました。しかし社員を配置し、パートさんたちもドーミーイン自らが雇用する「直営清掃」という形をとるようになっていきます。いわゆる施設管理部のはじまりです。そんな中2018年4月、新入社員が6つのドーミーインの施設管理部に配属されることになりました。
施設管理=清掃ではない?!
当時、研修を担当した関東エリアの総支配人は、施設管理について「ドーミーインの一番の商品(サービス)は客室であって、施設を通じてお客様の安全・安心・清潔を守ること」と定義しています。
「ドーミーインは大浴場も朝食も評判ですが、客室の印象が悪ければすべてがダメだと思われてしまいます。それだけ客室は大事な訳です。施設管理の仕事は清掃だけでなく、シフト管理や消耗品の発注などを含む客室に関する業務全般であって、清掃の技を磨くこと以上に変化を察知する気遣いや想像力が必要なのです」
お客様の表情や仕草から、何をしてほしいのか察するのはホテルで働く者として欠かせない資質です。直接お客様に接する機会が少ない施設管理だからといって、その本質は変わりません。
施設管理の実務から学べる事
「私も清掃は初めてだったので、実務からしっかり学びました。新人やパートさんと一緒に客室に入って清掃したり、改善点はないか話し合ったり。実務ができるようになると、違う視点で業務全般を考えられるようになるんですよ」当時のドーミーイン秋葉原の支配人は、ドーミーインで働く上で施設管理での経験がいかにその後に役立つかを述べています。
その言葉を裏付けるように、2018年にドーミーインで初の施設管理研修を受けた新入社員たちは、施設管理における課題を自ら見つけその対策を講じるようになっていきました。そのいくつかを紹介します。
◆外国人スタッフの当日欠勤をなくすため、一人ひとりとコミュニケーションを密にして頼りにしていることを伝え、モチベーションアップを図った。
◆誰にでもわかるように専門用語をなくして、写真や図解を使った作業マニュアルとポスターを作った。
◆その日の清掃室数からリネン数を自動的に割り出して発注する仕組みを作った。
◆清掃アメニティの在庫管理を可視化し、発注基準を明確にした。
◆分業制を導入し、1室あたりの清掃スピードをアップさせた。
◆フロントとの連携を図り、万が一の人員不足にも対応できるようにした。
新入社員たちが半年の研修期間に成長していくとともに以上のような提案を研修先で実施することで、ドーミーイン内にはさまざまな効果が表れていきます。それについては後編でお伝えします。
ドーミーインではさまざまな研修を通して、未経験でホテル業界に入った人も業務の本質を理解し、各自の資質を活かし働くことができる環境づくりを行っています。
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