入社2年目、突然異動 さんに会ってみた!~③ドーミーイン福井フロントの佐藤さん
会ってみたシリーズ、第3弾は新卒入社2年目の佐藤さん。今回のインタビューは「不安」がキーワード。佐藤さんが付き合ってきた心配事はどんなことで、どんな風に乗り越えてきたのでしょう?最初は誰でも不安で心配なもの。自分、大丈夫かな?と思いながらドーミーインに入社した佐藤さんのストーリーを聞いてみましょう!
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それは予想もしない出来事だった。当の本人はもちろん、配属先の上司も、エリアの担当責任者も。ところが、それは突然告げられた。4月の1週目に掛かってきた1本の電話。
「福井配属になりました!」「え、いつからですか?」「4月の末からです!」「・・・・」
その当の本人とは、佐藤(さとう)さん。新卒でドーミーイン姫路に配属されて2年目。「予想もしなかった」のは、こんな背景もあったからだ。
「年度末に面談があったんです。もう少し姫路で頑張ってもらうよ。経験を積んでもらうために、関西地区の他の棟にヘルプに行く機会があるかも。そう言っていただきました。その2ヶ月後でしたから…」
とは言え、「異動は宿命」。佐藤さんは「不安がようやく解消されてきたところなのに」と思いつつも腹をくくった。
実は、佐藤さん、根っからのホテル志望ではなかった。
「大学3年の時、静岡のリゾートホテルにインターンに行きましたが、静岡出身だから選んだだけ。就活が始まり、業種を問わずいろいろな説明会に行ったのは、話を聞いているうちに、やりたい仕事が見つかるかな、と思ったからなんです。いいんですか? こんな私の話で…」
いいんです! むしろ、リアル!で、その中に共立メンテナンス、ドーミーインがあった…。
「一部上場の大きな会社、ホテルの仕事もあるんだ、と思いました。その瞬間までインターンのことは忘れていて(笑)。大学で英語を学んでいたので、それも少しは活かせるかなぁ…と」
その後、数回の面接を経て内定をもらった佐藤さんだが、内心では「不安ばかり。やっていけるかな?」と思っていたと言う。
誰もが通る道だろう。でも、ここから佐藤さんの〝不安→少し解消→また不安〟を繰り返す社会人生活が始まった。
その最初の不安は、ほどなく解消されたと言う。
「入社前研修から横浜での新入社員研修で少しずつ不安はなくなりました。教えてくださる方々がみなさん優しくて、わかりやすくて。なにより、同期と一緒で心強かった、というのもあります。でも、配属先には同期がいなくて…」
ドーミーイン姫路に配属になったとたん「また不安になった」そうだ。
断っておくが、佐藤さんは決してネガティブになっていたわけではない。不安をかかえながらも、不安と向き合いながらも、その不安をひとつひとつ解消していく。そんな性分なんだろう。
ドーミーイン姫路での佐藤さんは、トレーナーに付きっきりで指導を受けながら、ひとつひとつ確実に仕事を覚えていった。「入社前の不安は、2~3ヶ月でなくなったかな。業務に対してはまだまだでしたけど」と当時を振り返る。
ところが1年後、業務に対する不安が徐々に解消されてきた頃、突然ドーミーイン福井への異動を告げられる。また不安に襲われた佐藤さん。
知らない土地へ行く。初めての人たちに囲まれて、新しい環境で働く。しかも、新棟。他のスタッフは開業からいるけど、自分は1ヶ月ちょっと遅れての合流。もう1年目ではないという責任感。いろんな状況や立場が、佐藤さんの不安材料となった。
住む家も決まらないまま福井に来た佐藤さん。それも不安だったのではないかと思いきや。
「ドーミーイン福井でホテル暮らし。楽しみでもありました。ドーミーインで働いている特権ですよね(笑)」
その後、新しい家が決まったのは、約3ヵ月後。
「お客様と同じ目線で毎日、客室や施設を見られて、いい経験になりました。こうしたらもっとよろこんでいただけるかな、と思ったこともありますので、これからどんどん提案していきます」
※写真はイメージです。
そう語る佐藤さん。意地悪だが聞いてみた。もう不安はない?
「この仕事は、お客様の大切な命を預かる仕事。でも、自分には緊急対応の経験がありません。その時、自分ひとりだったらと思うと、毎日不安です」
そう答える佐藤さんだが、表情に不安の陰は微塵も見当たらなかった。
佐藤さんはやっぱり、不安を感じながらも、常に前を向き、それをひとつひとつ解消しようと頑張り、一步一步前に進んで行く人なんだ。そう確信した。
そんな佐藤さんに、フロント業務の面白さを聞いてみた。
「同じ応対をしているのに、怒られたり、感激されたりするんです。お客様によって、説明の仕方とか、対応のスピードとか、接客を変えることが大事なんだとわかってきました。ロビーに入ってきた時の様子をよく見て、してほしいこと・してほしくないことを考えるようにしています。フロントでの接客がスムーズにできた時は、やり甲斐とまではいきませんが、よし、やった!と思います」
お客様がフロントへと近づいてきた時、佐藤さんはやっぱり、ちょっと不安になっているんだろう(笑)。そんな人だ。たぶん。
【Now and …】
「2年目になり、福井に異動になってから、チェックイン、チェックアウト、各種ご案内など通常のフロント業務に加え、販促ツールの発注、非常用備品の在庫管理などを、先輩のサブとしてですが、やらせてもらうようになりました。これまでは教わってばかりでしたが、これからは新しいパートさんたちにもきちんと教えられるようになりたいと思っています。将来ですか? そうですね。ひとつひとつの仕事を安心して任せてもらえるようになりたいです。まずは、そこからだと思います、道が開けてくるのは」
■今回「会ってみた」人…佐藤さん(ドーミーイン福井 フロント)2018年新卒入社。イン姫路を経て、2019年4月からイン福井に勤務。
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