最年少支配人のドーミーインに行ってみた!【前編】~ドーミーイン松山
「行ってみた!」シリーズ、今回は最年少支配人が誕生したと聞いて向かいました。
行き先は、去年12月にオープンしたばかりのドーミーイン松山。
新しいインの、若い支配人。さて、どんな話が聞けるのか…。
(イン松山のエントランスへはこのアーケードから入る)
「あ、いや、代理なんですけど…」
最年少支配人だそうですね?と僕が聞くと、ちょっと困ったような、照れたような顔をしたのは、入社4年目の27歳。去年12月のドーミーイン松山の立ち上げから参加し、今期の人事でドーミーイン松山の支配人代理になった藤井さん。
「支配人は福永さんですが、常駐ではないので、しっかりやってください、と言われました。松山には私より先輩の社員がいないので不安でしたが、頑張るしかないなと…」
不安はどう解消したのでしょう?
「自分独自のことなんて出来るわけがありません。これまで倉敷で、水谷支配人をはじめ、いろいろな先輩方に教わったこと、やらせてもらったことを、今度は自分がみんなにやってもらおう、やってみたいと思ってもらえるような環境を作ろう。そう腹をくくった、ということでしょうか」
藤井さんは新卒でイン倉敷に配属されたが、当初は接客がうまく出来ず、電話も噛み噛み。それでも同期の仲間に支えられ、先輩たちに教わりながら、前向きに仕事に取り組んだと言う。
「ガツガツしてると思われても良いと割り切って、いろいろなことをやらせてください!と先輩に言い続けました。私が成長できたのは、そのおかげ。ですから、今度はみんなのやる気に応えてあげたいと思っています」
(藤井さん、上甲さん、田中さん、稲瀬さん)
藤井さんの“やらせてあげよう”という思いは、若いスタッフの前向きな姿勢へとつながっている。こんなエピソードを教えてくれた。
「21歳のパート、田中さんが、早く仕事を覚えたいのでフロントの真ん中に立たせてください!と言ったんですよ。うれしかったですね。もちろん、真ん中でやってもらいました。いまでは重要な戦力です」
去年11月に中途入社し、立ち上げから関わっているフロントの鶴田さんは、こんなことを発案し、やらせてもらったと言う。
「私は松山の出身ではありませんが、以前からずっと松山が大好き。その良さ、素晴らしさを伝えたくて、松山を紹介するコーナーをロビーに作らせてもらいました。松山でしか手に入らない情報が載っている雑誌を探して並べています。インバウンドの方のために、坊ちゃんの英訳本も用意しました」
(鶴田さんが作った、ロビーの松山コーナー)
“やってみようスピリッツ”は、レストランにも。オープン当初はミーティングを繰り返し、気になったこと、こうした方が良いと思ったことは、何でも前向きに話し合ったと言う。そしてすぐ「やってみた」!
(岩井さん、安斉さん)
「炊飯器の位置、料理のレイアウトなど、ミーティングで出た課題を調整してやってみて、良かったら続ける。ダメだったら元に戻したり、また考えたり。その潔さが良いですよね」
そう言うのは、レストランのパート、安西さん。
もう1つの違う働きやすさを感じていたのは、新卒でイン松山のレストランに配属された岩井さん。
「私が迷っていると、立ち上げからいるパートさんや、フロントと兼務されている先輩の中田さんが、さり気なく近寄ってきて教えてくれるんです。お客様への気遣いが大事なことは、研修の時からずっと言われてきましたが、周りのスタッフへの気遣いも忘れてはいけないことだと学びました」
(ご当地メニューの鯛めし)
フロントのパート、上甲さんも同じような思いを深めていた。
「実は初日、あまりに何もできなくて、すぐ辞めようと思っていたんです。それを周りの人たちが察してくれたのか、事務室でロールプレイの練習をしましょうと言われました。できるようになるまで、ずっとつき合っていだいて、少しずつ自信が持てるようになりました。気にかけていただいたことがうれしくて、いまは仕事がどんどん楽しくなっています。」
スタッフのやる気に応えようとする先輩。そして、スタッフみんなが持っている、お客様への気遣いと同じような、周囲のスタッフへの気遣い。
支配人は最年少でも、若いスタッフが多くても、ドーミーインはやっぱりドーミーインだった。
【後編】は清掃さんに迫ります。乞うご期待。
(取材・文=庄子明夫)
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