ミシュランに掲載された野乃境港へ「行ってみた」!【後編】
「ミシュランガイド京都・大阪+鳥取2019」に掲載された御宿野乃境港。
前編では、中村境港市長を訪問した様子をリポートしたが、後編では、現場で働くスタッフを直撃。
ミシュラン掲載後の心境を「聞いてみた」!
ドーミーイングループで5棟目、野乃では初となるミシュラン掲載。スタッフの反応は…。
<3年目、同期のふたり。中島さん(左)と青木さん(右)>
レストランの青木さんはこう言う。
「ミシュランはスゴイってイメージしかない。そのミシュランに掲載されたわけですけど、自分は当たり前のことをやっているだけなんで…」
フロントの中島さんさんも同じような感想を口にした。
「ミシュランってスゴイことなんでしょうが、どのくらいスゴイんですか? 自分たちはスゴイこと、やってるんでしょうか?」
何をおっしゃいます、おふたりさん! 私に言わせりゃ、当たり前のことをやって、スゴイもの獲ってしまうところが、スゴイのだ!
ミシュランがピンと来ない感がいっぱいのふたりだが、そこはやっぱり、ドミニスタ。揃ってこんなことを語ってくれた。
「これからお客様の期待はますます大きくなるでしょうから、それを裏切らないように、むしろ、期待を超えるように頑張っていきたい」
<境港名物の蟹ポーズ!写真上左から中島さん、細山支配人。下左から松原さん、岡田さん、大和さん>
フロントの松原さんは「鼻が高い」と言う。
「野乃のフロントで働いていると言うだけで、地元の人たちからスゴイね~と言われていました。そのうえ、ミシュラン掲載ですから、ますますスゴイと言われるようになると思います(笑)」
清掃スタッフの村上さんは、現役時代に旅行業に携わっていただけに、ミシュランの重みを感じながら、よろこびの表情を見せてくれた。
<村上さん>
「添乗員として日本中のホテルや旅館に泊まったので、ミシュランはなかなか獲れない遠い存在であることがよくわかります。それに掲載されたのは、設備がキレイなことも評価されてのことでしょうから、自分にとっても誇りです」
支配人の細山さんにも「聞いてみた」!すると…。
「正直言って、悔しかった!」
え? 何言ってるの?
<支配人の細山さん>
よくよく聞くと、その意味がわかった。
「私がよく知っている他のホテルより下だったんです。どう考えても、うちのほうが良いのに(笑)。だから、悔しくて。来年も続けて獲れるように、来年はもっと評価されるように、日頃から頑張っていきます」
今回の取材で最も印象に残ったのが、細山支配人のこのひと言。おそらく、野乃境港のみんなは、こんな気持ちなんだろうなぁ~。
「ミシュランは誇りですけど、ここがゴールではありません」
<何かを予感させる、奇跡の1枚。二重の虹と左奥にそびえる野乃境港。>
(取材・文=庄子明夫)
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