ドーミーインスタッフのグッジョブエピソード①~髪の毛一本も許ない清掃さん~
ドーミーインで働くスタッフは、毎日全国各地のホテルでお客様のために奮闘しています。
今回はドーミーインのプレミアム和風ホテル「御宿 野乃」で働くNさんのグッジョブエピソードをご紹介します。
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Nさんは高校生の時から大手ホテルで清掃業務のアルバイトをしていました。
結婚後、派遣清掃の会社に転職し、そこで特殊清掃の様々な経験を積んできましたが、夜間の仕事なども多く家族が体調不良の時にサポートしづらかったこともあり、日勤制で清掃の仕事ができるよう、転職し2016年よりドーミーインの野乃を担当することになりました。
Nさん:清掃って、とても素敵な仕事です。いろいろな人と接して、「縁」を感じられる仕事なんです。例えば派遣清掃などでいろいろな施設に行きますよね。すると、その施設を利用する人や施設で働く人と出会い、「ありがとう」「いつも綺麗にしてくれて気持ちいいよ」ってうれしい声までかけてもらえる。
清掃って誰にでも喜んでもらえる、素晴らしい仕事だと思います。
●現在のお仕事の様子を教えて下さい
Nさん:今の私の業務は、現場で実際に清掃を行う清掃員さんたちがどういう計画でどう動くかを計画し、管理するという仕事です。前日までに宿泊予約状況を把握し、フロアごとの清掃員さんの人数・時間・段取りなどを組み立てていくんです。今は40名ほどの清掃員さんたちが、野乃の清掃を行っています。
●印象に残っている出来事はありますか?
Nさん:ある時、ご高齢のご夫婦から「在室中に清掃をしてほしい」とリクエストがありました。本来は、在室中に清掃を行うことはありません。通常より作業がしづらく、時間もかかってしまいますから。でも、ご夫婦は「今、お願いできませんか?」とおっしゃるんです。
どうやら、清掃スタッフとおしゃべりをされたかったようなんですね。そこでご夫婦のリクエスト通り、清掃員さんに入っていただきました。途中、お茶を淹れようとされる様子から、お客様のお体が不自由なことを察し、「よければ、私がお淹れしましょうか?」とお声がけしてお茶をご用意したり、清掃以外のこともやったみたいなんですね。
清掃後、責任者としてお部屋までご挨拶に伺い在室中の清掃でご不便はなかったかお伺いすると、「いえいえ、とんでもない!このホテルの人はみんないい人ばかりで。また泊まらせてもらいます」ととってもうれしいお言葉をいただくことができたんです。在室中の清掃も、お茶のご用意も、もちろんマニュアルには記されていませんが、現場が「お客様に喜んでいただきたい!」という気持ちでこういった判断をできることは、本当に良かったと思います。
お客様のお気持ちを汲み取った素晴らしい機転ですね!お客様を心配して改めてご挨拶に伺うNさんもさすがです!
●お仕事をしていて大変なことはありますか?
Nさん:「全館畳敷き」ということ(笑)!!!
というのも絨毯だと、良くも悪くもゴミがあまり目立たないんですが、畳は髪の毛一本落ちているだけですぐにわかるんです。ホコリも黒い点が一つあるだけで目立ちます。今まで私が清掃を担当していた施設はすべて絨毯敷きだったので畳敷きがこれほど大変だとは思いませんでした。文字通り、「髪の毛一本と戦う」日々です。
でも、その大変さが、お客様に喜んでもらえたときの大きなやりがいにつながっていることは、間違いありません。私の清掃のモットーは、「人の気持ちがわからない人には、清掃業務はできない」ということ。これは私の師匠の言葉です。
自分が宿泊するときの気持ちになって清掃することが大切なんです。それは自分自身への戒めとしてずっと持ち続けていますし、清掃員さんにもそうあってほしいといつも話をしています。それが、在室中におもてなししながらの清掃、というGOOD JOBを生んだのだとしたら、これほどうれしいことはないですね。
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全館畳敷きの館内はお客様にはもちろん、館内を歩くことが多いスタッフの足にも優しい。硬い床と程よい弾力の畳敷きを歩くのでは足の疲れ方が全く違います。その反面お掃除が大変だったとは!
お客様を想う気持ちが日々のお仕事に表れているという事ですね!Nさん、そして清掃スタッフのみなさん、グッジョブです!
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