開業準備〜当日のイン福井に、行ってみた!【後編】
「行ってみた!」特派員によるドーミーイン福井オープンレポをお届けしています。客室準備の「ひっかけ問題」に驚いた【前編】、レストランでのパートさんの活躍ぶりに感心した【中編】に続き、いよいよ開業日当日の様子をご紹介!ではどうぞ(^^)/
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ついにこの日がやってきた。3月19日。ドーミーイン福井の開業日。3日前から準備を見て来た私は、朝から何やら緊張…。「後編」は時系列で「追ってみた」!
■8時50分
朝礼が始まる。シメは、中村さん(総支配人)の「こんなドーミーインにしたい」という言葉。
「47都道府県幸福度ランキングで、福井県は3回連続の第1位です。お泊まりにいらっしゃったお客様、働いている人たち、みんなが幸せになる、福を感じる、そんなホテルにしましょう!」
この日のチェックイン開始は、通常より早い、12時。フロントではこの日の宿泊者の確認、レストランでは明日の朝食の仕込みが始まった。
■9時
エントランスのドアが開けられる。次々とお祝いの花が届く。前日までに届いていた花もたくさんあり、入口付近は色とりどりの花であふれかえった。お客様の動線の邪魔にならないよう、消火栓の前をふさがないよう、館内のあちこちに花を配置する。
■10時30分
エントランスの前に立ち止まって話をする人たち。通りすがりに足を止めて中を覗き込む人たち。街の人たちも興味津々。ドアを開けて入ってくる人も。
「温泉だけは入れないの?」「レストランはランチやディナーもやってるの?」
フロントスタッフがカウンターから出てきて、1人1人ていねいに対応。パンフレットを手渡していた。
レストランではスタッフ全員でミーティング。安全衛生面を再確認していた。
■11時20分
近隣のホテルさんが挨拶に来た。追うように、それまで外で立ち止まってポスターを見ていた老夫婦が入ってくる。「パンフレット、ください!」
この頃から、問い合わせの電話が相次ぐ。電話の呼び出し音、お応えしているスタッフの声がロビーに静かに響き渡る。中にはご予約の電話もあるようだ。
■11時50分
スーツケースを引いたお客様が到着。10分前だけど「チェックインは12時からです」なんて野暮なことは言わない。言うはずもない。そのお客様、チェックインを済ませるとあちこちの写真を撮り始めた。
「大浴場の写真、撮れますか?」関係者様のようだ。
■12時
その後、どんどんお客様がやって来て、チェックイン作業が忙しくなる。ロビーで立ち話をしている人たちが多いのは、関係者様など「身内」の方々が多いからだろうか。いつものドーミーインでは見られない様子。
レストランでは二手に分かれ、仕込みとミーティングが行われていた。ああでもない。こうでもない。この方が良いか。細部の詰めは永遠に続くのでは、と思うほど。考えてみれば、レストランのオープン本番は、開業日の翌朝。ギリギリまで最善を尽くすわけだ。
■夕方
突然、レストランスタッフが全員起立してミーティングが始まった。何事だ? 私も駆け寄る。
「じゃ、あとはよろしくお願いします。頑張ってください。」
え? 何? どういうこと?
あんなに大勢いたレストランのヘルプの人たちが、スーツケースを引いて次々と帰っていく。朝食まで「ヘルプ」するんじゃないの? またまた驚かされた。ライオンの子どもを谷底に突き落とす感じ?
「いつもこうですよ。」 牧田さん(P京都駅前 料飲支配人)は微笑んでいた。
■21時30分
夜鳴きそばが始まる。そうだ。ここからレストランの始まりだ。
初めての夜鳴きとは思えないほど、スムーズ。そりゃそうだ。振る舞っていたのは、山﨑さん(フロント副支配人)と井上さん(イン金沢 料飲副支配人)。やっぱり、パートさんたちが奮闘する明日の朝食が「本番」に違いない。
■6時30分
イン福井のレストランは、いつものドーミーインのレストランだった。緊張や不安な空気はみじんもない。明るく和やかな雰囲気。
「おはようございます! 福井名物、越前おろしそばはいかがですか?」
パートさんたちのお声掛けもよどみがない。 初朝食を終えた後、パートのみなさんに「聞いてみた」!
「簡単に作れるのに、すごくおいしい。ドーミーインの食はすごいと思います。ヘルプに来てくださった社員さんからもアドバイスをいただいたので、不安はありませんでした。食もすごいし、食に関わる人を育てるのも上手いですね。」
みなさんそう言いならがも、次を見据えていた。
「どのタイミング、どの位置からお料理を補充すれば良いか、もう一度みんなで考えたいと思います。」
「厨房からも、いらっしゃいませ、ありがとうございました、とお声掛けすることは素晴らしいことですし、とても楽しい。これを続けていきたい。」
ヘルプで来て「しばらくは福井」と言う佐藤さん(野乃富山)も、安堵の顔を見せながらも「今日は身内のお客様が多かったので、明日以降が本番」と気を引き締めていた。
●左から、佐藤さん(野乃富山)、増永さん、小林さん、八百谷さん、井上さん(イン金沢 料飲副支配人)
■10時
営業を終えたレストランに、またまたたくさんの人たちが集まってきた。ゼネコンさんや設備屋さんとミーティングだ。中村さん、西川さんをはじめ、本部スタッフが加わり、不具合などを確認していた。
客室ドアの閉まり具合、レストランのダウンライトの色味、駐車場の照明の向きなど、いろいろ指摘していたようだ。
開業した。万々歳。そうではないことを、驚きとともに改めて思い知った。当たり前のことだが、開業することが目的ではない。お客様にいつまでも満足していただくために、進化し続ける。
いくら「似ている」と言われるホテルが増えようとも、似て非なるもの。ドーミーインは、やっぱり、ドーミーインだった。
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3回をかけてお伝えしてきたドーミーイン福井オープンレポ、いかがでしたでしょうか。いやはや、新しい棟のオープンにこんなにも多くの人が携わるとは知りませんでした!オープンした瞬間から、お客様に完成されたサービスを提供するのが「当たり前」というDOMINISTAの皆さん、かっこいいです!
これからも各地に続々オープン予定のドーミーイン。あなたもオープニングスタッフとしてドーミーインで働いてみませんか?
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