ホテル業界で働く「面接の成功法とポイント」後編

ホテル業界で働く「面接の成功法とポイント」をお届けするシリーズ。後編では、面接の成否を左右する「質問への回答例」を紹介します。ホテル業界に就職を目指す方は、面接対策にぜひお役立てください！

面接を成功させる「よくある質問」への回答例

それでは「よくある質問」をあげながら、ポイントと回答例を紹介しましょう。

Q：自己紹介をお願いします
応募書類は提出済みですが、自己紹介は必ず求められます。名前や経歴(前職、もしくは学校名)、アピールポイントを簡潔に伝えます。自己紹介は、第一印象を左右する大切な導入部です。好印象を持ってもらえるように、笑顔を忘れないようにしましょう。

Q：自己PRをしてください
自己PRは、自己紹介と違って「自分を売り込む」ことです。自分の強みや活かせるスキルを、経験や実績に紐づけながらPRします。「○○の経験から、△△ができます」「自分の強みは○○で、その強みを△△で活かし、お客様に喜んで頂きました」、といった感じです。

Q：志望動機を聞かせてください
「ホテルで働きたい理由」、そして「なぜ、このホテルなのか？」を明確に伝えます。

ホテルで働きたい理由は、「ホテルはお客様を接客する最高の舞台だと思っています。接客だけではなく、おすすめスポットや観光案内といったコンシェルジュとしての役割も求められます。そのような環境で、自分の培ってきた経験を活かしていきたいと思い志望しました。」

なぜ、このホテルなのかは、「御社は、他のホテルと〇〇の部分で差別化を図られています。また、ホテルのコンセプトである□□にも大変共感しています。私の強みは、☆☆です。私は、御社が求める人材にマッチしていると思いますし、自分の強みを活かすことで差別化に貢献し、ホテルのコンセプトを広めたいと思い志望しました。」

こんな風に、あなたらしさを織り込みながら明確に伝えます。

Q：長所短所を教えてください
長所は、ホテルの仕事で活かせるような内容を伝えます。「よく気がつくこと」「コミュニケーション能力」「協調性」など、自分のポジティブな特性を伝えます。

「私の長所は、よく気がつくことです。前職では、お客様の行動の先を読み、素早いサービス提供を心掛け喜ばれてきました」、こんな感じです。

短所については、「ありません」はNGです。「自分を客観視できない人」と思われるからです。短所もしっかり話し、修正するように努力している姿勢を伝えます。

「私はコミュニケーション能力が高い反面、少しおしゃべりが過ぎるところがあります。そこを修正するために、周りの状況を考え節度を持ったコミュニケーションになるよう努力しています」。こんな感じですね！

Q：退職理由・転職理由を教えてください
退職理由のポイントは、ネガティブな理由の言い換えにあります。「給与が低いから→正当に評価されたいから」「人間関係がつらい→自分の実力が発揮できる環境で働きたい」、だから退職を決意した…みたいに話します。

転職理由については、「キャリアアップしたい」「新たなチャレンジがしたい」「年収アップを目指したい」など、ポジティブな将来に焦点をあて理由を語りましょう。

Q：どんなホテルスタッフになりたいですか
ポイントは、できるだけ具体的に語ることです。

「私は、お客様が『このホテルに泊まって良かった』と思って頂けるような“おもてなし”を提供できるスタッフになりたいと思っています。そのためには、お客様目線を常に意識し、お客様が何を求めているかを考えながら仕事をしたいと思います」…なりたい姿を、その方法と共に語りましょう。

Q：何か質問はありますか
逆質問の機会は、必ず活かしましょう。「入社後の研修について教えてください」「入社までに取得した方がよい資格はありますか」「今後の出店計画を教えてください」など、ポイントは今後のことを前向きに質問することです。調べれば分かることを質問するのはNGです！

自分の強みを活かしホテル業界で働こう！

ホテル業界は、魅力がいっぱいです！

・ホスピタリティを提供できる
・時代に応じたサービスを提供できる
・様々な業務を担当できる
・福利厚生が充実している

いかがですか！？お客様に、どんなサービスを提供するかはあなた次第。あなたの個性やスキルが活かせる…それがホテル業界です！

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