ホテル業界で働く「面接の成功法とポイント」前編

国内観光やインバウンドの復活で活気づくホテル業界。
しかし、業界の人材不足は深刻です。そのような中、「自分のスキルをより高いレベルで活かしたい」「未経験だけどホテル業界にチャレンジしたい」そうお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか？

そこで今回は、ホテル業界で働く「面接の成功法とポイント」をお届けします。ホテル業界への就職を目指すには避けて通れない「面接」をどうクリアすればよいのか…。2回に分けてじっくり解説します。

ホテル業界への就職「面接の重要性」

就職を成功させるため、重要なポイントになるのが「面接」です。それは、ホテル業界に限ったことではありません。ここでは、その理由を考えてみましょう。

【面接の重要性】

・履歴書や職務経歴書だけでは分からない人材像を把握するため
・ホテルが求める人材とのマッチングを確認するため
・経験や実績、スキルを本人の言葉で詳しく確認するため
・希望条件を確認するため

履歴書や職務経歴書は重要な応募書類です。しかし、書類だけで「人柄や適性」をチェックするのは難しいのが実情です。

ホテルでは、様々なスタッフが働いています。パートさんやアルバイトの方、小さいお子様がいらっしゃる方や親の介護をされている方、外国人の方などなど…。働くスタッフの状況把握が欠かせないんです。こんな理由から、就職を成功させるには「面接が超重要ポイント」といえるんですね！

面接前の準備が成否を分ける！

面接の重要性を解説しましたが、実はその前にも重要なことがあるんです。それは、「履歴書・職務経歴書」といった「応募書類」の内容を充実させること、そしてホテル業界を「研究」することです。

企業と応募者の初めての接点が履歴書や職務経歴書といった応募書類です。応募書類を充実させることは、面接を有利に進めることにつながります。そして業界研究が、マッチング精度を高めるのです。詳しく説明しましょう。

履歴書
履歴書は、応募者のプロフィールを年代順にまとめた書類です。
形式は、基本的に定型化されています。履歴書のフォーマットに従って、応募者の「氏名・年齢・連絡先・学歴・職歴・資格」といった基本情報を記入します。

職務経歴書
職務経歴書は、これまでに培ってきた経験と仕事に活かせるスキルをまとめた書類です。
ただし、履歴書と違い定型化されていないため注意が必要です。A4サイズの用紙1～2枚を基本に、要点が伝わりやすいように記入します。

レイアウトを工夫すること、長文を避けるとこ、見出しを付けポイントを明確にすることを意識しますしょう。
目指す企業に、興味を持ってもらえそうな経験やスキルを前面に押し出し自分をPRします。

業界研究
自分をPRするには、相手を知る必要があります。相手の仕事を理解してこそ、活かせるスキルをPRできるからです。
さらに、業界を研究することで気持ちに「ゆとり」ができて、落ち着いて面接に臨むことができます。しっかり研究し、ホテルの仕組みや動向、活かせるスキルを把握しておくようにしましょう。

忘れてはいけない！面接時のマナーとエチケット

もうひとつ、面接時のマナーとエチケットには注意が必要です。どれだけ経験やスキルがあっても、マナーやエチケットが守られていなければ、面接でよい結果は望めません。ホテル業界は、マナーとエチケットが重視される世界です。しっかり意識するようにしましょう！

【面接時に守るべきマナーとエチケット】

身だしなみ
服装、髪型、爪といった細かい身だしなみを面接では見られます。第一印象は、超重要です！

立ち居振る舞い
面接会場の受付から採用試験は始まっています。入室～退出までが面接。最初から最後まで、立ち居振る舞いには注意が必要です。

姿勢・表情・目線
姿勢や表情、目線も重要なポイントです。姿勢は、背筋を伸ばし自信を表現しましょう。無表情はNGです。緊張の中にも柔和な笑みを！視線は、相手の眉間か鼻の辺りを見るようにします。

言葉遣い
言葉遣いは、基本中の基本。面接でもしっかり問われます。敬語を乱用することなく、「頂戴させて頂きます」「お話しになられます」といった二重敬語には注意し、しっかり自分をPRしましょう！

ホテル業界で働く「面接の成功法とポイント」の前編はいかがでしたか？

経歴は変えることができませんが、マナーやエチケットは日ごろから心がけることで、習得でき自分自身に磨きをかけることが可能です。ホテル業界へ転職を考え始めたら、ぜひ立ち振る舞いや言葉遣いを意識してみてください。
後編は、よくある質問への回答例を紹介します。お楽しみに！

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