ホテルの基礎知識から名物「夜鳴きそば」の研修まで？！ドーミーイン新入社員研修の講師に聞いてみた！

全国11か所に分かれて開催された2020年春のドーミーイン新人研修。ホテルの基礎知識からベッドメイク・夜鳴きそばのご提供の仕方など濃い内容がたっぷり詰まっています。研修講師のみなさんの目線から2020年4月のドーミーイン新人研修の様子をお伝えします。

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2020年春の新入社員研修は全国11か所の棟に分かれて開催された。去年までは１か所に全員が集まっていたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、急きょ変更されたのだった。

聞くところによると、当初は配属される棟ごとに研修を行うという案もあったそうだが、同期のつながり、エリア内のつながりを大切にしたいとの思いもあり、新入社員は配属先のエリアごとに分かれ、研修を行うことになった。

３月に入ってからの急な変更。
研修を担当することになった人たちは、さぞかしたいへんな思いをしているのではないだろうか。

私は４月５日と６日、研修が行われていたイン千葉CitySogaへ行ってみた！

「準備をしてくれた研修チームはたいへんだったんじゃないですか？」
開口一番そう言ったのは、田邊 さん（事業本部副部長）。

「私たちは新入社員を歓迎して、ドーミーインがどんなところなのか、実際に見てもらいながら、ドーミーインの考え方や、やり方を覚えてもらうようにしただけです」
そう笑顔で話してくれたが、研修を担当することになり、慌てて準備したに違いない。

「正式に自分が担当するとわかったのは１週間くらい前でした」

食品衛生の講義と夜鳴きそばの実習を担当した小寺 さん（イン八丁堀レストランチーフ）が準備を始めたのはそれからだった。
「食品衛生の講義は２時間くらいかと思っていたら１時間。どう取捨選択して、どう伝えれば良いか。初めてのことでしたので、わからなくて。省き過ぎて、予定より少し早く終わってしまいました（苦笑）」

自棟に配属された新人を教えた経験がある笠井さん（ドーミーイン八丁堀フロントチーフ） も、それとは勝手が違ったと言う。
「新人トレーナーとして１対１で教えたことはありましたが、複数の人に一度に教えるのは初めて。時間前からドキドキでした」

ベッドメイクの講習と実習を担当した杉山さん（ドーミーイン上野・御徒町施設管理）は、こんな思いを抱きながら臨んでいた。

「私の担当は１日だけでしたが、新入社員のみんなにとっては一連の研修。印象に残るように、伝えたいことを整理して臨んだつもりです」
杉山さんが特に伝えたかったのは…。
「みなさん、フロント配属でしたが、ベッドメイクは回数を重ねればできるようになります。むしろ、フロントと清掃の関係性、みんなでひとつのドーミーインだということを伝えたいと思っていました」
その思いは伝わったのだろうか？

「ベッドメイクをやってもらった後、清掃や連携の大切さを口にしてくれたので、良かったなと思いました。私に気を遣ってくれたのかもしれませんけど（笑）」

「夜鳴きそばの研修では、ただ単につくるだけでなく、お客様が入ってきたことを想定して、お声掛けから実際につくってお出しするまで、流れでやってもらいました」

　より実践的な研修ができたのではないかと小寺さんは言う。
笠井さんも同じ印象を持っていた。

「私の時の研修はテキストがほとんど。今回は電話をとることひとつとっても、実際に電話機を使ってやってもらったので、現場ですぐ役立つと思います。私も毎日研修が終わってから、田邊さんや山崎さん（業務管理部部長）に指導していただきながら、翌日の準備をすることができて、勉強になりました」

　田邊さんがまとめてくれた。
「テキストに書かれていることが、現場でどう生きてくるのか、少しはわかってもらえたんじゃないでしょうか。講師になってくれたみんなが自分の体験談を交えながら、工夫して話してくれました。彼らにとっても良い経験になったと思います。新入社員にとっても、少人数で同じエリアでまとめての研修だったので、より強いつながりができたんじゃないでしょうか」

新入社員研修のカタチは変わったが、ドーミーインの遺伝子は受け継がれた。

（取材・文＝庄子 明夫）

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毎年1か所で行われていたドーミーインの新人研修が、2020年は11か所と分かれての研修となったため、講師の皆さんは大慌て！急遽、様々な予定を変更しての研修でしたが、これまでと変わらず充実した内容だったようです。そして「新ドミニスタ」となった新人の方々、新人研修で学んだことを現場にいかして頑張ってください！

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