もち麦牛すじ丼
関西のブランド牛といえば、やはり神戸牛。 その神戸牛のご当地、兵庫県のケンミン食の一つに「牛すじ煮込み」があります。 そして、スーパーフードとして流行している「もち麦」も、実は姫路の郷土食。これらのご当地食材を活かして今回のケータリング王頂上決戦に挑んだのは、開発者の伊東(いとう)さんです。
関西のブランド牛といえば、やはり神戸牛。 その神戸牛のご当地、兵庫県のケンミン食の一つに「牛すじ煮込み」があります。 そして、スーパーフードとして流行している「もち麦」も、実は姫路の郷土食。これらのご当地食材を活かして今回のケータリング王頂上決戦に挑んだのは、開発者の伊東(いとう)さんです。
「ご当地の食材を新たに知って、アレンジする楽しさを知ることができました」と今回のイベントを伊東さん(写真左端の女性)は振り返ります。
兵庫県の「牛すじ煮込み」は、牛すじ肉とこんにゃくを醤油味で甘辛にじっくり煮込んだもの。地元の学校給食、家庭、居酒屋でも必ずメニューにあり、「ぼっかけ」と呼ばれ親しまれている“ソウルフード”だそうです。このぼっかけは、うどん・焼きそば、お好み焼きやカレー、パンにも使用されるほど、幅広く愛されています。だから、メニュー名の本名は「もち麦ぼっかけ丼」なのだとか!
健康志向の高い人々にはすっかりお馴染みの「もち麦」も、姫路がご当地だと知った伊東さんは「使わないわけがない」と即採用!
もち麦は、コレステロールを低下させる働きがあるといわれるβグルカンを多く含み、食物繊維が豊富な健康食材です。しかも“もちもちした”食感なので、糖質を気にしているグルメな人にも大人気。そんなメニューを地元だけで楽しんでいるなんて…確かにもったいない!
「今回のイベントのメニューを考案するにあたっては、ご当地食材を中心に探しました。幼少期から親しまれている地元メニュー“ぼっかけ”のアレンジとして、実は焼きそばというアイデアもあったんです。でも、もち麦の由来を知ってはずせない!と思いました。」
ぜひ食べてみたいのですが、ドーミーイン姫路の朝食で出す予定はありますか?
「実は現在はまだ用意がないのですが、“ホテル朝食のご当地メニュー”を開発中ですので、新しいラインナップ検討の一つに入っています。ご提供を楽しみにしていてください!」
調理時間は牛すじ煮込みに30分ほどかかるようですが、圧力鍋を使用すれば時短につながります。まとめて作り置きにしておけば、麺類や、カレーにも活用できるという便利メニューなのですね!
「レストラン部門以外に、フロントの方々など他のセクションメンバーにも協力してもらいました。一緒になって取り組めたことで、一体感が生まれる経験になりました。」
次回はさらに多くの人を巻き込んで見た目にもインパクトのあるメニューを作りたい、と意欲的です。
伊東さんはドーミ―イン姫路に入社して6年目。これまで他の職業のご経験もあり、専業主婦として過ごす時代も経てきました。40代半ばでパートとしての入社がドーミ―インに入るきっかけだったそうです。
「年齢も高くなっていましたので、正社員になることなどないと自分で決めつけていたのですが、ある時、当時の支配人から正社員への転換を勧められました。びっくりしました。年齢に関係なく努力や頑張りを公平に評価する素晴らしい会社です。」
伊東さんの活躍ぶりを支配人に適切に見出されて社員登用に至ったのですね。
「食べることは好きだったのですが、作る立場の経験をさせて頂けるのもやりがいの一つです。朝食を通じてお客様の心地よい一日の始まりのお手伝いをさせて頂けることは喜びになっています。」
『期待以上で大満足です。本当に美味しかったです』と仰っていただくことも忘れられない経験だそうです。
今後やってみたいことは?
「海外からのお客様も増えていますので、少しでもコミュニケーションが取れるよう、英語など語学もマスターしていきたいと考えています」
ぼっかけがBokkakeとして世界中の方々に知っていただけるといいですね!
ドーミ―インで働いてみたい人にメッセージを頂けますか?
「若いスタッフも多いので、早くから活躍できるチャンスがあります!私のように年齢に関係なくチャレンジできる会社でもあります。笑顔の素敵な人に来ていただきたいですね」