長崎郷土料理ヒカド
長崎の郷土食ヒカドで参戦のドーミイン長崎。そもそもヒカドってどんな料理?また選んだその理由は?83メニューの中から一次予選を突破したヒカドのメニュー開発者、笹山さんに語って頂きました。
長崎の郷土食ヒカドで参戦のドーミイン長崎。そもそもヒカドってどんな料理?また選んだその理由は?83メニューの中から一次予選を突破したヒカドのメニュー開発者、笹山さんに語って頂きました。
名前を聞いただけではどんな料理なのか全く想像がつかない「ヒカド」。メニュー開発者の笹山さん(写真最前列)曰く「イメージは和風シチュー。鶏肉と大根や人参といった根菜を使った醤油味の汁もので、すりおろしたサツマイモでとろみをつけるのが特徴です。」…どんな料理か食べてみたくなりますね。
ヒカドという不思議な響きの語源は、なんとポルトガル語!「細かく刻む・調理する」という意味の“picado”だそうです。古くからヨーロッパと交流のあった長崎らしい話です。
江戸時代中期の料理本にも登場する長い歴史のあるヒカドですが、残念ながら現在ではあまり知られていないそう。
「実はヒカドの作り方を知っている方に出会えなくて…インターネットや本を参考に自分でレシピを作り上げました。色々調べていく中に長崎の歴史を感じることができて楽しかったです。」今回提出したメニューは、笹山さんのオリジナルだったんですね!
「観光客の方だけではなく、地元長崎の方にも知ってほしい料理」と笹山さんは語ってくれました。長崎の歴史を伝える料理ヒカド、これから広がっていくといいですね。
笹山さんは以前、ドーミイン長崎の朝食メニューのひとつ、長崎名物皿うどんの改良にも取り組みました。皿うどん発祥の地の聖地巡礼やお店をハシゴしての味比べ、レストランスタッフだけではなくフロントスタッフをも巻き込んで何回も行われた試食…
その結果完成した皿うどんは絶品!長崎らしさを伝えるメニューとしてお客様からご好評を頂いています。とても研究熱心な笹山さんに、仕事をする上で大切にしていることを伺いました。
「出身地でもある長崎らしい料理にこだわりたいです。また、どんな仕事でも楽しい!と思いながら仕事をするようにしています。」
今回全国から集まった83メニューのうち2次審査へ進めるのは、たったの8メニュー。長崎ドーミインのヒカドはその狭き門をくぐりぬけました!!いざ、目指せファイナリスト!だったのですが…笹山さん、残念なことに体調不良で2次審査会場へ向かうことができなかったそうな。
「上司の高柳さんをはじめ、多くの人にご迷惑をかけしてしまいました。また応援してくださった皆さんの期待に添うことができなかったにもかかわらず、暖かく接して下さったことに感謝しています。この悔しさを忘れずに、次回リベンジします!」
笹山さん、ドンマイ!普段から地元らしさを大切にしている笹山さんが、次はどんな長崎らしいメニューでチャレンジするのか楽しみです!